調理師になるため沖縄に渡り、そして帰ってきた男の記録(主に食べ物日記)
by harumaki-33
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包丁検定
1学期も残すところ1ヵ月となりました。
夏休みに入る前に、これまで勉強してきたことがどれだけ身についているかを
確認する検定試験が、学科、実習ともに行われます。

その先駆けとして、まずは西洋包丁の手入れ検定が行われました。

西洋包丁は以前にも紹介したことがありますが、
牛刀、ガラスキ、ペティナイフの3本です。
3本ともそれなりに刃は出してあったのですが、 全然「磨き」を進めてなくて、
検定前に慌てて磨きをかけました。

和包丁には「磨き」という考え方はありません。
きちんと刃が出るように砥いでいれば、それが磨きになるからです。
けど西洋包丁は見栄えというんでしょうか、
刃を出すのとは別に、包丁の腹と背に磨きをかけてピカピカにします。

刃を出すのと同じように中砥石(やや粗めの砥石)をかけ、
仕上砥石(固~い目の細かい砥石)で仕上げていく……のですが、
そう簡単にはピカピカになってくれはずもなく。
「できるだけの努力」ってやつをして、検定に臨みました。

検定では、講師の先生が、生徒1人ずつ3本の包丁をチェックして、
それぞれA、B、C、Dの評価をつけます。

A……刃も出ていて、磨きも全面行われている。(合格)
B……刃が出ているが、磨きが刃の周辺しか行われていない。(合格)
C……刃は出ているが、まったく磨きが行われていない。(不合格)
D……磨きどころか、刃も出ていない。(不合格)

結論から言うと、Q氏はめでたく3本ともA評価をいただきました。
正直、たしかに全面に磨きがかけましたが、完全に磨きが終了していたわけではなく、
ちょっと甘めの採点だったんじゃないかなーと思います。
つっても、やっぱり素直に嬉しかったです。

===

同じグループ内に、仲良し2人組みの女の子がいます。
片方の女の子はAを貰い、片方の女の子はBを貰いました。
はっきり言って、Bだって立派なんです。
それくらい、砥ぐのも磨くのも難しいんです。
未経験の人なら尚のことだし、2人とも、いつも一緒に残って包丁を研いでいました。
だからこそBが取れたんです。

けど、Bを貰った女の子が泣いてしまったんです。
うちのグループの評価が終って、先生が次のグループに移動して、
その子がふっと下を向いていて……泣いてるなって思いました。

それにもう片方の女の子が気付いて、「どうしたの!?」と話し掛けると、
「なんでもないの」といって、壁のほうに向かって、涙を堪えてるんです。

……私もつい、貰い泣きしてしまいました(T▽T

ほんとになんでもなかったんだと思います。
検定で緊張したんだろうし、友達と差があったのがショックでもあったんでしょうけど、
ただそれだけのことで。
その日の実習が全部終るころには、なんともないように2人揃って教室を出て行きました。

けどこの光景に、私は心が揺さぶられました。
なんだかすばらしく、ピュアなものを見たような気がして……。
きっとこのことは、ずっと忘れられないと思います。

あと、同じ光景を見ていた18歳の男の子が、
「い、一体、何が起きているのか、僕にはわからないのですがっ」と、
キョドりながら聞いてきたことも忘れられません。

俺だってわかるなんていえないけど、その表情があまりにもおかしくて。
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by harumaki-33 | 2006-06-30 20:02 | 授業覚書 | Comments(0)
これはいいモノだー!


……って、これなんだかわかります?

うちのアパートには網戸がありません。
網戸がないだけじゃなくて、サッシに網戸用のレールがないんです。
網戸なら網戸にするか、ガラス戸ならガラス戸にするか、2者択一。
って、それ2者択一になってませんから!

そこで? テケテケテー!
「はめ込み式網戸~!!」

ホームセンターで材料買ってきて、自作しちゃいましたよ、もう。
サッシの天部分と、左右には、ガラス戸をはめる溝があるでしょう?
その幅に合わせて、サクっと差し込めるようにしてあるんです。

これで夜、寝ている間も、Gの進入におびえず風を通すことができます。
学校行ってる間だってそう。
いつもは締め切って学校に行ってるんですけど、今日は帰ってきて、
部屋に入ったときの「ムハー!」という暴力的な熱気はなく、
むしろ涼しい風にお出迎えしてもらいました。おお。

すげー。
これって発明じゃないですか!?
まぁ網戸がない家なんて、イマドキないだろうけど……。

とにかく、よい仕事をした。
さすが俺!

……という自画自賛オチで終る。
ちなみに制作費はおよそ1000円ですた。
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by harumaki-33 | 2006-06-26 19:11 | 雑記 | Comments(0)
栄養計算をしてみるの巻
今日のわたくしの食事

朝 牛乳 200cc
  バナナ 中1本

昼 牛乳 200cc
  お茶 200cc
  ジャムパン 1個
  アンパン 1個

夜 ご飯 300g
  野菜炒め
  ・豚ハツ 90g
  ・ゴーヤー 85g
  ・ニンジン 60g
  ・油    10cc
  納豆 1パック
  黄卵 1個
  発泡酒 350cc
  お茶 200cc

それぞれの4群点数、さらにカロリーを調べてみました。

○1群<牛乳と卵>
牛乳 400cc……3.3点(268Kcal)
黄卵 1個……1点(82Kcal)
===
合計 4.3点(1.3点オーバー) /350Kcal

○2群<肉・魚介類・大豆と大豆加工品>
豚ハツ 90g……1.5点(122Kcal)
納豆 1パック……1点(80Kcal)
===
合計 2.5点(0.5点不足)/202Kcal

○3群<野菜・果実類>
ゴーヤー 85g……約0.2点(15Kcal)
ニンジン 60g……約0.3点(22Kcal)
バナナ 中1本……1点(85Kcal)
===
合計 1.5点(1.5点不足)/122Kcal

○4群<穀類・砂糖・油脂類・嗜好品類>
ジャムパン 1個……約3点(250Kcal)
アンパン 1個……約3点(250Kcal)
ご飯 300g……6点(500Kcal)
油  10cc……約1点(92Kcal)
発泡酒 350cc……約2点(100Kcal)
お茶 400cc……0点(0Kcal)
===
合計 12点(1点オーバー)/942Kcal

○トータル
20.3点(0.3点オーバー)/1866Kcal     

4群点数法によると、成人で1日20点摂取するのが良いとされています。
1~3群から各3点ずつ。残り11点を4群から取るのが理想です。
※ダイエットなどを考える場合は、1~3群の各3点は維持させ、
減らす場合は4群を調整します。

圧倒的に3群が足りてません。うう、香川先生に怒られるぅ。
1日に必要とされる緑黄色野菜の摂取量はおよそ350gと言われますが、
テレビCMなどで見るように、それがどれだけ大変か!
というのを、栄養学を勉強してて実感するようになりました。
てーか、無理。ギブミー・野菜ジュース。

なおカロリーは、成人で2000Kcal程度が望ましいとされています。
点数はオーバーしてるけど、カロリーは足りてない勘定になりました。

……アイス食って、いい?

◇4群点数法
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E5%B7%9D%E7%B6%BE
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by harumaki-33 | 2006-06-24 22:40 | 授業覚書 | Comments(0)
ゴー! サンフラン・瀬底島!


沖縄本島北部、本部半島の南西にちょこんと浮かぶ、
瀬底島というところに行って来ました。
そこにはクラスの同級生・Sさんの……同級生といっても50歳の方ですが、
ご自宅があって、パソコンのメンテナンスを頼まれたのです。

那覇のバスターミナルに午後8時集合。
そこから高速バスに乗って、まずは名護を目指します。
沖縄にも高速道路があるって知ってましたか?
その名を沖縄自動車道といい、那覇市から名護市許田まで、
北東におよそ60Km延びています。

天気は晴れ。
まぶしいほどに照りつける太陽光の下、
真っ直ぐに伸びる高速道路と、ひた走るバス。
不思議に静かな時間が流れていました。

名護市に着いて、そこから同級生の自家用車で瀬底島に向かいます。
なにはともかく、まずはパソコンのメンテナンス。
ルータの設定が出来ずに困ってらっしゃったのを、解決してきました。
安請け合いしたものの、本部まで来て直せなかったらどうしよう?
と思っていたのですが、無事に直せてよかったです。ふぅ(^_^;

同級生のお家は新築です。
本人曰く「古臭いデザインなんだよねー」とのことですが、
グリーンの屋根、真っ白い壁がかわいらしく、縁側もあって、
ほんとに素敵なお家なだ~と、ちょっと羨ましく思いました。
Sさんは本土の出身ですが、早期退職して、沖縄に移住された方なんです。

Sさんちの庭にはバナナをはじめ、
ゴーヤーやシークワサーが実をつけていました。
なかでもバナナは圧巻です。
まだ青い小ぶりのバナナが70~80本ほど、
重そうにぶら下がっていました。



メンテナンスが終ったあと、車で瀬底島や本部半島を案内してもらいました。
瀬底島のビーチは、沖縄本島でも1、2を争う美しさなんだそうです。
まさしく偽りなく、離島かと見まがうほど、白くて青くて、
キレイなビーチが広がっていました。



それから、本部半島にあるピザ屋さんでお昼をご馳走になりました。
Sさんは大変な食通で「あれ~、ここ味が落ちたなぁ」と言ってましたが、
アツアツでとろとろの美味しいピザでした。
それと、アセロラジュースが特筆のうまさでした。



沖縄本島、狭いようで広いです。
まだまだ見たことのない風景があるんだなーと思いました。
それに瀬底島の、なんて静かなこと!
今回はあまり長居できませんでしたが、また今度ゆっくりと、
瀬底の浜を眺めながらビール呑みに来たいなーと思いました。

帰り道、今度は1人で高速バスに乗って那覇まで戻ってきました。
高速道路から見えた夕焼けがとってもキレイでした。


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by harumaki-33 | 2006-06-24 14:11 | 雑記 | Comments(0)
ちびる美味さだ足てぃびち


足てぃびち。いわゆる豚足なのですが、
焼肉屋さんなどで出てくる、塩茹でしたのを酢味噌につけて食べるやつではなく、
豚の足をとろとろになるまで煮込んだ沖縄独特の料理です。

魂の導きに従って、今回はじめてチャレンジしてみたのですが、
なんだなんだ、この美味さ! びびった!

○足てぃびちの作り方

足てぃびち……1000g ※毛の処理をしておく
昆布……長いもので2、3枚 ※水で戻しておく
水……2.6L

カツオ節……35g ※厚削りのもの。花かつおの場合は少し増やす

泡盛……400cc
塩……小さじ1 ※好みにより増やす
醤油……小さじ1  ※好みにより増やす

1)カットした足てぃびちを、たっぷりのお湯で10分ほど茹でこぼす。
※お湯は分量外。茹でた後は捨てる。

2)水で戻した昆布を、結び昆布にしておく。
昆布とてぃびちを一緒にして、分量の水で1時間ほど茹でる。
途中、アクがたくさんでるのでこまめに取る。

3)昆布とてぃびちを引き上げ、茹でた汁でカツオ出汁を取る。
出汁を濾した後、泡盛、塩、醤油を加えて味を整える。
鍋を圧力釜に変え、てぃびちのみを再投入して1時間、弱火で煮込む。
※圧力鍋がなければ、通常の鍋で弱火3時間。

5)3時間後、昆布を加えて、フタはせず圧力をかけない状態で煮込む。
味を見て、薄いようなら塩、醤油を足す。
このまま1時間ほど茹でれば出来上がり!

最初の30~40分くらいはアク取りに忙しいけど、
その後は基本的に煮るだけなので、作業的には簡単です。
もし時間に余裕があれば、2と3の間に一晩置き、
てぃびちを煮汁ごと冷やして油を除くと、すっきり仕上がります。

見た目の印象と「足」というイメージで苦手な人もいるようですが、
ぷるぷるにゼラチン化した足の皮部分が、本当に美味い!
今回は、うちの学校の校長先生のレシピを参考に、「汁風」に作ってみたのですが、
今度は「甘辛風(ラフティと同じような感じ)」にも挑戦してみたいと思います。

本日も、ごちそうさまでした。

しかし……一人でひと鍋、食べちった……。
明日が怖い~!!!(><
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by harumaki-33 | 2006-06-21 22:08 | レシピ(未分類) | Comments(0)
すももも漬けるぜ




待ちに待ってた県産のすももが、近所の八百屋さんにようやく入荷!
さっそく買ってきて、「すもも酒」を仕込んでみました。

○6/20 すもも酒

すもも……1200g ※本来は1kg程度で良い。
泡盛……1800cc
氷砂糖……600

1)すももは良く熟れたものを使う。
水でキレイに洗うが、皮が破れやすいので注意する。

2)広口の瓶に、すももと氷砂糖を交互に重ねて詰める。
氷砂糖はもっと少なくても、好みによっては入れなくても良い。

3)泡盛を、漏斗などを使って静かに注ぎ入れる。
じゃばじゃば入れると、積み重ねた果実と氷砂糖がくずれてしまうので注意。

れっきとした薬用酒で、疲労回復、食欲増進、解熱などにも効果があるそうです。
3ヵ月後くらいから飲み始められます。
すももは3ヵ月で取り出します。

チャララ・チャッチャッチャ~。
Qはまた新しい楽しみを手に入れた!!

===

備忘録

漬けた日 漬けたモノ
5月20日 ゴーヤーの梅酢漬け
6月4日 梅サワー
6月20日 すもも酒
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by harumaki-33 | 2006-06-20 21:54 | レシピ(未分類) | Comments(0)
きゅっとにぎらせて(#´Д`#


寿司にぎってみたぜー! ワッフー!(><

沖縄に来て、何に餓えてる? といえば、マグロです。
沖縄でも本マグロが獲れるのですが、そのほとんどが本土に行ってしまいます。
スーパーに並ぶのは、きはだ、トンボがメインで、
やっぱりマグロ好きには物足りないんですよね……。

ああ、マグロが食いたい!(><

と思っていたら、りうぼう(沖縄のスーパー)で本マグロの赤身を発見!
しかも1パック350円と、なかなかお値打ち価格だったので速効ゲット!
どうやって食べようかな~と考えて、にぎり寿司に挑戦することにしました。

ぐっふっふ。こんなこともあろうかと、
学校の図書館で「すし技術大全」を読んでおいたのだ!

……。

つーても、やっぱり難しいです(T-T
1個として同じ大きさで握れてませんでした。
てーか、そんな簡単に握れるわけないじゃん!(逆ギレ)

けど、それでも、久しぶりの本マグロ。
美味しかったです♪

ワサビ塗るの忘れたけどな。
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by harumaki-33 | 2006-06-20 21:41 | 雑記 | Comments(0)
おじさん事件顛末記(長文)


もう2日前の話になってしまいましたが、
土曜日の夜、なんと私は沖縄の某・警察署で事情聴取を受けていました。
沖縄に来てこんな体験をするなんて、まさに夢にも思いませんでした。
ほんと俺の人生、ギャグなのかシリアスなのかわかりません。

日記にしようかどうしようか考えたのですが、
自分のなかだけで溜め込んで置きたくないモヤモヤもあったので、
気持ちを整理するためにも、少しここで書かせてもらおうと思います。

んー……けどこれ、書いてよかったのかな?
もし問題あるようなら、そっこー消します。
何か気付くことがあったらお知らせください。

◆事の起こり

3月31日。私は沖縄に引っ越してきました。
引っ越してきたアパートは、築30年以上の古い物件で、
お世辞にもキレイなアパートとは言えません。

けど、立地条件もいいし、間取りも良好。それでいて家賃も安い!
ちょっと複雑な構造をしていて、自分が住む4階に上がるのが大変だけど、
そこがまた自分にとってはお気に入りのポイントだったし、
屋上に上がると、沖縄の広い空を見渡せるのが最高でした。

けどその屋上に、謎のおじさんが住んでいました。

===

◆謎のおじさん

大家さんの話によると、そのおじさんは、
私が越してくる少し前から、屋上に出入りするようになったそうです。
引っ越して少し経った頃、あれは早朝でしたが、
屋上を激しく叩く音に、文字通りたたき起こされました。

こんな時間に屋上で何をやってるんだろう? と上がっていくと、
知らないおじさんが、屋上で空き缶をトンカチで叩き潰しているんです。
けどおじさんは、あきらかにこのアパートの住人ではない様子で、
浮浪者が勝手に上がりこんでるんだな、と直感で思いました。

「おじさん、何やってるの?」
「ああ?」
「それ、うるさいんですけど」
「ああ、悪い悪い」(←けど、止めない)
「……おじさん、ここ(屋上に)住んでるの?」
「ああ!? 住んでて悪いか! なんだお前、何様だ!」

と、いきなり逆ギレです。

「とにかくうるさいんだよ。それやめてよ!」と言うと、
「ああ、悪い悪い」と同じことを言って、また作業に戻るのでした。

頭、おかしいでしょ?
すぐに、大家さんに話を聞きに行きました。

そこで、私が越してくる少し前から住み着いているらしいこと。
大家さんも注意したが、同じように怒鳴られて困惑しているという話を聞きました。

なぜ警察に通報しないんだろうと思ったけれど、
沖縄には沖縄のやり方があるのかもしれないなぁ~と思って、
そのときは黙って部屋に戻りました。

===

◆エスカレートするおじさん

けど、おじさんの奇行は次第にエスカレートしていきました。

まず最初に目撃した空き缶潰し。
おそらく廃品回収業者に持っていくんだろうけど、、
集めてきた空き缶を、屋上でトンカチを使って叩き潰すんです。

これがうるさい!

コンクリートの天井を伝って、ゴツンゴツン! と、真下にある自分の部屋に響くんです。
これが夜にも早朝にも行われ、ほとほと安眠を妨害されました。
最上階を借りたのに、まさか沖縄に来てまで、上の住人の騒音に悩まされるとは。

次に、おじさんはガラクタを集めては屋上に運びはじめました。
これも廃品回収の1貫だと思うのですが、この3ヵ月弱の間に、
屋上は異様なスクラップ置き場と化しました。

極めつけに、おじさんは屋上で焚き火を始めました。
これが最終的に、おじさんの運命を決定づけたとも言えます。

この火は度々、近隣のアパート、マンションの住人に目撃され、
危険性もさることながら、その煙、ススなどの直接的な被害をもたらし、
大家さんのところに苦情が寄せられるようになりました。

屋上での空き缶プレス作業は止まず、
おかげで私は早起きの習慣がついてしまいました。
良いんだか、悪いんだか。(いや、悪い)

===

◆大家さんの苦悩

引っ越してから1ヵ月くらい経ったでしょうか?
さすがにたまりかねて、大家さんに相談しました
どうして警察をよばないんですか?
大家さんだって、迷惑しているでしょう?
すると大家さんは、こう言うんです。

自分も何度も出て行ってくれと頼んでいるが、出て行ってくれない。
けど、うちは昔から商売をしている(アパートの1階は商店です)。
今でこそ規模は小さいが、この辺で知らない人はいない。
それがどうして警察沙汰を起こせるだろう?
そんなことをしたら、死んだお父さんに申し訳がたたない。

それに、このおじさん。
私が住む部屋の隣りのおばさん、Aさんに関係のある人だったんです。
Aさんを警察沙汰に巻き込むのは忍びない。
できればAさんがおじさんを説得して、出て行かせて欲しい。
それが大家さんの願いでした。

そう言ってもなー……
それ、無理だろ!?

===

◆隣りに住むAさん

渦中の人物、Aさん。
Aさんははっきり言うと、おばあさんです。

Aさんとおじさんは、じつは幼馴染みで(同じ歳らしい)、
昔一緒に住んでいたこともあるんだそうです。
警察の人に言わせると、内縁の妻。

おじさんは昔は孝行者として知られていたのに、
ある時期から、どうしてたが性格が変わってしまいました。
働かないし、Aさんに暴力をふるうこともあったそうです。
Aさんはしばらく耐えていましたが、ついにそのおじさんから逃げました。

しかし居所がばれて、今のアパートにまでおじさんがやって来ました。
おじさんはこのアパートの屋上に、居座り始めました。
(居座るにはちょうどいいスペースがあるんです。これが災いでした)

そしてお腹が減るとAさんにご飯を作らせたり、
洗濯物がでるとAさんに洗わせたりしていました。
Aさんはそれに逆らえず、ただ耐えていました。

おかしい、おかしいとは思っていたけど、
まさかそんな事情があったとは!?

知ってしまった俺は、どうするべきなんでしょう?
おじさんを追い出すべきなんでしょうか?
けど警察への通報は禁じられています。
力技は、相手が高齢なだけにやばいでしょ?
どうする!? どうするよ、俺!?

私は、Aさんと大家さんに「出来ることがあれば何でもしますから」としか言えませんでした。

===

◆無力な俺

そして月日が流れました。
この3ヵ月弱の間に、Aさんは4キロ痩せました。
私は何もできず、ただ「楽しい学校生活」を送っていました。
ちなみに3キロ太りました。

……俺のバカ! バカバカバカ!

===

◆やってきた急展開

そして先週の金曜日の朝。
ついにおじさんが、警察の御用になりました。

その日の朝、おじさんはまた屋上で火を燃やしました。
それを、新聞配達のお兄さんに見られたんです。
驚いたお兄さんは、すぐさま警察と消防署に通報しました。

それは早朝4時の出来事。私は夢のなかにいました。
つくづく無能な私です。

しかし、おじさんは「逮捕」されたわけではありませんでした。
「補導」され、厳重注意を受けたのみ。
事情を知らない警察は、おじさんを釈放してしまいました。
おじさんは、必ず戻ってきます。
そのときどうするか……。

ついに私の出番がやってきました。

===

◆大家さんの決意、Aさんの決心

再び野に放たれたおじさん。しかし、この早朝の騒動が、
事件解決の大きな前進になったのは間違いありません。

まず、大家さんの考え方が変わりました。
大家さんには、「警察は怖いところで近づいてはいけない!」
という意識があったのですが、それが逆転しました。

「まさか、こんなことでも来てくれるとは思ってなかったよ」と言って、
なんでもっと早く警察に頼まなかったんだろうと意識が変わりました。

またAさんも、これまで何度も「もうおじさんの世話しちゃだめだよ」と言っても聞かなかったのに、「これで踏ん切りがついた。もう絶対にかかわらない」と決心してくれました。

おじさんは、きっとまたこのアパートに戻ってくる。
その時、どうするか? 私たちは、相談をしました。

===

◆第一の通報

警察からは、もしまたおじさんがアパートに現れるようなら、
すぐにでも通報してくださいと言われていました。
けどAさんの家の電話は、おじさんによって破壊されていたんです。
(普通、その時点で事件だろ!)

つまりAさんは、おじさんが再び来ても、通報できない状態なんです。
そこでもし、おじさんがAさんのところに現れるようなら、
私が代わって通報することにしました。
もう、どんと来いです。

そして、おじさんが現れました。

Aさんの部屋のドアを叩き、Aさんの名前を大声で呼びつけます。
時刻は午後7時22分。台所にいる私はスグに気付きました。
私は迷わず、110番をダイアルしました。

===

◆消えたおじさん

警察が来たとき、おじさんはどこにもいませんでした。
けれど屋上の様子を見たおまわりさんは、その光景に、
尋常ではない事態を瞬時に理解してくれました。

「ホームレスが隅っこで居座ってるくらいを想像してましたが、上の光景は異常です。もしまたその人物が現れて、何かするようだったらすぐ通報してください」

警察のお墨付きをもらった私たち。
しかし、おじさんはどこにいったのか……?

===

◆第二の通報

そして、ついにその時がきました。
土曜の夜、21時10分。

晩飯の用意をしていた私は、屋上でごそごそする物音を聞きました。
おじさんに違いありません。
私は懐中電灯を手に、屋上に上がっていきました。
その後の展開を、すべて覚悟しながら……。

そこには確かにおじさんがいました。
補導されたことなど、どこ吹く風で、
せっせと自分の寝床を覆う蚊帳を手直ししていました。
私は意を決して、おじさんに話し掛けました。
話し掛けたとはゆるい言い方で、実際にはどなりつけたんです。

「おじさん、何してるの?」
「あれ、うるさかったかね。今、アミを直していたんだよ」
「おじさん、そんなこと言ってる場合じゃないよ。
ここはもう、おじさんが来ちゃいけないんだよ」
「(ブチ!)なんだとー! お前、なんだ! 何様だ!」
「おじさん! おじさんはここに来てはいけないだよ! 出て行け!」
「なんだとkじゃrわrかんv;いwdjふじこ!!!!(解読不能)」

おじさんは、激昂して、相当物騒なことも口にしていました。
最終的に私は、大家さんが作った「立入禁止」の立て札を指差し、
「この立て札が見えなかったのか!」と聞きました。
そしておじさんは「それくらい読めるわ!」と言いました。
私はそれを、あえて確認したのです……。

そして私は2回目の通報をしました。
結果、おじさんはついに「逮捕」されたのです。

===

◆事情聴取

おじさんが連れて行かれた後、
大家さん、Aさん、私の3人も事情聴取を受けることになりました。
パトカーに載せられ、沖縄某署に連れて行かれました。

「私はもう、○○に合いたくない」というAさんに、
「大丈夫。絶対に接触させないから」とおまわりさんは言いました。

案内された部屋には「参考人」と書かれていました。
被疑者が通される部屋とは基本的に違うそうですが、
部屋の壁には例の? マジックミラーがあって、
まさに刑事ドラマで見る、取り調べ室そのものでした。

カツ丼は出ませんでしたが、冷たいサンピン茶を出してもらいました
部屋に入るなり、担当の刑事さんから、

「お疲れでしょうが、2、3時間お付き合いください。それくらいかかりますから」

と言われました。
さすがに対応に慣れているというか、最初に「これくらいかかる」と言われたほうが、こちらも心づもりが出来ます。

さすがにどんなやり取りがあったのか、ここで書くのは避けますが、
まさか自分が沖縄に来て、こんな体験をすることになるとはなーと、
眠い目をこすりながら、ぼんやりと思いました。

そして刑事さんは最後に、「あのおじさんは『逮捕』されました」
と言いました。

===

◆がんばったんだよね、俺

そう、おじさんは「逮捕」されたんです。
「補導」でなく、「逮捕」。
この3ヵ月、なんとか穏便に……という大家さんの願いも叶わず、
結局、「事件」になってしまいました。

その最後の引き金を引いたのが、俺です。
それくらいしか、俺には出来なかったんです。

逮捕ですよ? 逮捕。タイーホ。
なんだって、そんなことになんなきゃいけないんでしょ?

つーか、わかっちゃいるんです。
俺は何も悪いことはしていない。
世間的に見れば、むしろイイコトをしたんでしょう。
おじさんがこうなったのも、これまでおじさんが積み重ねてきたものの結果です。
ここに書けない、おじさんの悪行も聞きました。
これもぅ、完全に自業自得です。

けど、なんかやりきれないんですよ。腹立たしいんですよ。
おじさんは70歳。70年も生きてきて、人生も終盤に差し掛かって、逮捕。
いい気持ちがするものではありません。
なんでそんなことに? ああ、もぉ!

「私はあのおじさんに、恨まれるでしょうねー」とぼそりと言うと、
「なんなんなん! そんな風に考えることはないですよー」と刑事さんは即座に言ってくれました。

……がんばったんだよね、俺?

===

◆雨あがる

事情聴取は、私、大家さん、Aさんと、別々に受けていました。
私の事情聴取が一番長かったようで、終ったときには午前2時を回っていましたが、参考人室を出てくると、2人が廊下で待っていてくれました。

私は刑事さんが纏めなおしている調書にサインせねばならず、
さらに時間がかかりそうだったので、2人に先に帰ってくださいと言ったのですが、すると大家さんは「何言ってますか! これだけお世話になったのに、待ってます!」と、少し怒るくらいに言いました。

大家さんは、ほっとしたのでしょうか、ちょっと目を潤ませながら、
「ほんとによかったよー。harumakiさんには世話になったね。ほんとありがとう」と言いました。
Aさんも「世話かけてすまなかったねー」と言ってくれました。

キレイごとをいうつもりはないけれど、私がもし、おじさんに恨まれたとしても、この2人のためになったんなら、それでもいいかなって思いました。

私の作業が全て終ったころには、もう午前も3時近くなっており、
来るときはパトカーに乗せてきてもらいましたが、
帰るときは「お疲れ様でした」で見送られました。

その警察署から、私たちのアパートまでは、そんなに距離があるわけでもありません。
私と大家さんとAさんは、3人並んで、アパートまで歩いて帰りました。
大家さんは高齢ですが、大変な元気者で、「こっちのほうが近いかな」、
「あい、行き止まりだね。こっち行こう」と、先頭に立ってずんずん進みます。えらく遠回りの帰り道になりましたが、3人笑いながら真夜中の行進です。

そしてアパートに着くと、「遅くなったけど、今日はゆっくり眠れるね」と言って、3人ともそれぞれの部屋に戻っていきました。
私は奇妙な感慨に捕らわれながら、泡盛を1杯だけ呑んで、布団に潜りました。

翌日の日曜日。
相変わらず、ものすごい湿気だったけど、ベランダから見える空は青く、
白い大きな雲がゆっくりと動いていました。
例年にない、沖縄の長い梅雨が、ようやく明けたようです。
沖縄の夏は、これからが本番です。

終わり。
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by harumaki-33 | 2006-06-19 23:43 | 雑記 | Comments(0)
クワンソーその後


これが


こうなって


こうなりました

……って、あんま変わり映えしないな!
お酢そのものは、真っ赤に染まってるんですが。

味・香りは甘酢漬けのそれ。けど食感がよいんです。
見た目も綺麗だし、ちょっとした定食の付け合わせに良いかも?

これってまさにご当地ならではの一品だなーって思います。
こーいうのこそ覚えて帰りたい。 ……が!
内地でしか入手できないのが弱点です。ぎゃふん。

秋にも漬けるぜ。花がもらえれば。
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by harumaki-33 | 2006-06-11 11:45 | 雑記 | Comments(0)
夏だけど秋の忘れ草
和名:秋の忘れ草(※勿忘草ではない)
沖縄名:クワンソー、またはクァンソウ

燃えるようなオレンジ色の綺麗な花をつけますが、
沖縄では、不眠改善の薬草として知られ、
花、茎、葉、根、そのすべてが食用とされています。

コレ。

和名は「秋の忘れ草」ですが、沖縄では梅雨の時期にも花をつけます。
面白いことに、秋に咲く花は一重で、梅雨に咲く花は八重なんだそうです。

以前、食品学のN先生に「今、ゴーヤーの梅酢漬けを漬けてるんですよ~」と話したら、
「あらそう! クァンソーを入れるといいよー。今度持ってきてあげようねー」と言って、
今日、本当に持ってきてくれたのでした。



クァンソーに含まれる色素が梅酢に反応し、キレイな色に染まるんだそうです。
ああんもぉ、本当? 楽しみぃ~!(><

ちなみに、この前の状態はコチラ。
http://harumaki33.exblog.jp/m2006-05-01/#2204525

===

また、全部を梅酢漬けにするには多すぎる量を貰ってしまったので、
「クァンソーの甘酢漬け」なるものも仕込んでみました。



○6/8 花クァンソー漬け

クァンソーの花……17個※ほんとは25~30個くらいあるとよい
酢……100cc
氷砂糖……70g
塩……3g

1)クァンソーは早朝に、まだ蕾の状態で摘み取る。※1

2)薄い泡盛水を作って、しゃぶしゃぶと洗う。水気を切る。

3)塩をふり、落し蓋に軽く重石をして一晩置く。

4)翌日、軽くもんで汁を捨て、全体に酢を振り掛け、軽く絞る。
※酢は分量外。

5)クァンソーを容器に移し、その上に氷砂糖をしき、酢を振り掛ける。

※1……蕾の状態のときが、一番栄養があるそうです。
また、摘んでから一晩以上、置いてはいけない(らしい)です。

※2……参考にしたレシピでは、花粉部分をつまみ取るとなってました。
けど、おしべの部分にこそ栄養が詰まってると聞いたので、
花粉だけ洗い流せるかな~と思って。オリジナルの手法です。

今日は1~3までやりました。
残りは明日、学校から帰ってきてからやります。
レシピにはどれくらい漬けるって書いてなかったけど、
砂糖が溶けたらOKかな? と思ってます。
むっはっは。

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おまけ。花繋がりで、蓮の花。 国定史跡「中村家跡」で撮影しました。



蓮の花って偉大。俺が撮っても綺麗に写るから。
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by harumaki-33 | 2006-06-08 22:50 | レシピ(未分類) | Comments(0)