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調理師になるため沖縄に渡り、そして帰ってきた男の記録(主に食べ物日記)
by harumaki-33
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夏の終わりのシンコと冷や汁


シンコは「新しい子」と書きます。
魚でシンコと言えば、コハダの小さいのだと思っていましたが、
じつはその年に生まれた、当歳の魚全般を注す言葉なんだそうです。
(夕日の魚屋さんに教えてもらいました)

シンコは隠れた夏の風物詩ではないかなぁと思います。
7月に入ると初物が出始め、8月に入ると価格が安定してきます。
7月中旬に築地に様子を見に行ったら、現物がなく、お店の人に聞いたら、
「まだ1尾で400円~500円くらいするよ!」と言われました。(わお!!)

8月に入るとそわそわしてきます。
お寿司屋さんに行くのはいいとして、まだ1貫1000円! なんて言われやしないか?
でも悠長にしていたら、シンコはどんどん大きくなってコハダになってしまいます。
最初はほんとに小さくて、1貫に4尾のシンコを使う四枚づけ、3尾を使う三枚づけ。
このころのシンコは、べらぼーに高くて、とてもじゃないけど食べれません。

それが8月に入ると、やや大きくなり、1貫2枚づけサイズになってきます。
ぼくが食べれるようになるのは、やっとこのころ。
それでもやっぱりコハダとは違うんですよね。
あのピカピカした新鮮さや、口に含んだときの風が吹くようなおいしさは、
シンコならではのものだと思います。
身がコハダよりずっと柔らかく、しっとりして、不思議に脂ものっていて……
し・み・じ・み、おいしい!
今年も無事に、食べることができました(^^

昨日の夕方、近所の魚屋さんに行ったら、シンコが置いてありました。
「ずいぶん大きくなってきましたねー」
「そうだなぁ。そろそろ丸づけ(1枚づけ)サイズだなぁ」

またまたおセンチ……というわけではありませんが、
シンコのサイズに夏の終わりを感じた夜でした。

===

今年の夏は、また1つ新しいレシピをものにすることができました。
宮崎料理、冷や汁です。

■冷や汁

材料:1人分
鯵などの干物 1枚 しっかり焼いて、身をほぐす
いりごま 大さじ1
味噌 大さじ1
きゅうり 1/2本 薄くスライスする
みょうが 大2個(小さいものなら3~4個) スライスして水にさらしておく
豆腐 1/4~1/2丁 水切りをしておく
かつおだし 1カップ
大葉 2~3枚 ※あるとうれしい。糸切りに

1)すり鉢でゴマをよくあたり、そこに味噌を加えて、またあたる。
2)そこに焼いてほぐした干物の身を入れて、混ぜるようによくあたる。
3)すり鉢に味噌を薄くすりつけて、逆さまにし、ガスコンロであぶる。
※やけど注意! ぼくはハンディガスバーナーで炙ってます。
4)冷ましただしを少しずつ加えて、味噌を溶く
5)きゅうり、みょうがの水をよく切って、加えて、なじませる。
6)豆腐で手でもみほぐしながら混ぜる。

これで出来上がりです。
熱飯を用意して、そこに冷や汁をぶっかけて、ザクザクといただきます。
仕上げに、好みで大葉の糸切りをあしらうと、見た目もきれいでおいしいです。
(今回はなかったので、割愛しました)

これがね~、見た目以上にうんまいんですよね~!
さらっと食べられて、魚も野菜も一緒に食べられて、しかもおいしい。意外と簡単。
今年の夏はだいぶお世話になりました。
干物は鯵を使うのが本場流? ですが、エボダイでもなんでもOKだと思います。

本日も、ご馳走様でした!
by harumaki-33 | 2008-08-28 11:28 | 日本料理
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