かつ・どーん!
とんかつが好きです。
とんかつは偉大なる日本料理だと思います。
1人暮らしですが、時々とんかつが食べたくなって作ります。
作るときは2、3枚揚げるので、とんかつを作った次の日は、
おおよそ必然的にカツ丼になります。
そのままで食っても、カツ丼にしてもうまい。
やっぱりとんかつは偉大だなぁ~!
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以下、うんちく。
とんかつは、大正時代に日本で生まれました。
カツとは「カツレツ」の略称です。
関東ではカツと言えば豚カツですが、
関西では牛カツのほうがメジャーだと聞きます。
カツレツは英語の「cutlet(カットレット)」が日本語化したもので、
そもそもはフランス語の「Côtelette」が語源と言われています。
カットレットとは「肉片」とか「切り身」とでも言うような意味で、
日本でいう「カツ」を指す言葉ではありません。
海外でカツレツを頼んでも、私たちがイメージするものが出てくるとは限らないそうです。
料理として近いのはイタリア料理のコートレットで、
これはイタリアレストランなどで「ミラノ風カツレツ」として知られています。
しかしこれも、フライパンに薄く敷いた油で片面ずつ揚げ焼きするようなスタイルで、
日本人がイメージするカツレツとは、やや趣を別にします。
大量の油のなかで泳がすように揚げる「カツレツ」は、
日本で生まれた独自のスタイルの料理なのです。
私はコートレットより、カツレツのほうが美味しいと思います。
天ぷらも元はポルトガルの料理だったと言われていますが、
カツレツも天ぷらも、現在の素晴らしい美味へと昇華させた先人たちには、
ただただ感謝する夕べなのでありました。
本日も、ご馳走さまでした!