調理師になるため沖縄に渡り、そして帰ってきた男の記録(主に食べ物日記)
by harumaki-33
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沖縄都市伝説? 軟骨ソーキの謎を追え!
本ソーキと軟骨ソーキ。
ソーキそばのソーキにも、2種類あるのってご存知ですか?

おそらく広く一般に知られているソーキとは本ソーキだと思います。
ソーキとは豚のアバラ骨についた肉……つまりスペアリブのこと。
硬いアバラ骨の周りについたお肉には、旨味がたっぷり!
沖縄そばの具になるほか、大根や昆布を一緒に炊いた「ソーキ汁」が有名で、
これがまた格別の美味さなのです。

それに対して軟骨ソーキ。
本ソーキと比べるとややマイナーですが、
こちらも沖縄そばの具として、広く親しまれています。
浅めに炊いたぽりぽりの軟骨。
徹底的に煮こぼしたトロトロの軟骨。
私はトロトロの軟骨が大好きで、自分でもよく作って食べています。
下茹でから仕上げまで4~5時間くらいかかりますが、
時間をかけただけの幸せは確実に味わうことができるんです~。

けど本ソーキがスペアリブなら、軟骨ソーキってどこの肉なんでしょう?
皆さんはご存知ですか?

ここで1つ、実しやかに語られている……
ちょっと気味の悪い沖縄の都市伝説を紹介しましょう。

そもそも豚のなかに、軟骨ソーキなんて部位はないっていうんですね。
じつはあれは、豚の肉ではないんだよ……という話。

一説には犬の肉だと言う話。
一説には食用ネズミだと言う話。

私が好きでよく行く沖縄そばの店があります。
何年か前、観光で泊まったある民宿のオーナーにその店の話をしたんですが、
そこのオーナーが急に顔をしかめて、「あそこのソーキって犬の肉なの、知ってた?」
……と。

そりゃー、びっくりしましたよ!?
まぁでも、犬肉は韓国料理として食べたことあるし、
そこの店は本当に美味いソーキを食べさせてくれるので、
もし仮に万が一、それが犬の肉であっても自分としては問題ないのですが、
なんだかちょっと嫌な話じゃないですか。
けど、本当らしく聞こえる話ではあったんです。

「あそこの店だけじゃなくてさ。軟骨ソーキが豚の肉じゃないのよ。
私が子供の頃(オーナーは当時50歳くらい)、軟骨ソーキなんて見たことなかったの。
おかしいでしょ? ここ最近なのよ、軟骨ソーキなんて見るの」

ジャンジャンジャーン!(←火曜サスペンス劇場の音楽)

嘘だ~。と思っても、どうにもモヤモヤした感じが取れない。
くだんの店に行って「やっぱ、美味いよなぁ!」と思っても、
店を出ると「でも……そうなのかなぁ」と思ってしまう。

自分がよく行くお肉屋さんに行っても、
「この肉って犬の肉なんですか?」なんて聞けないじゃないですか?
別に美味いんだから、犬の肉でもいい。

けど、やっぱり気になる!

……というわけで、自分なりに調べまくって、やっと真実がわかりました。
長い前フリでしたが、どどんと真実を公開しましょう!!
じっちゃんの名にかけて!(←古い)

○結論

軟骨ソーキは、豚の肉です。
アバラ骨の周りの肉が本ソーキ。
軟骨ソーキはどこの肉かというと、アバラ骨の先に位置する軟骨と、
その周りの肉のことだったんです。

実しやかに聞こえた民宿のオーナーの話。
オーナーが子供の頃は「軟骨ソーキなんてなかった」というのは本当で、
それには沖縄の「本土復帰(昭和47年)」が関係していました。

沖縄では古くから豚肉を食べる文化がありました。
それこそ「豚は鳴き声以外は全部食べる」と言われるほどです。
頭、顔、首、胴体、皮、足、尻尾に内臓。
硬い爪はさすがに食べなかったようですが、
食べられるところは本当に余すところなく食べる。
なんと素晴らしい食への貪欲さ!

と、話が逸れましたが、古くから豚を食べていた沖縄には、
沖縄独自の豚の解体法がありました。
しかし昭和47年の本土復帰を契機に、豚の解体法が本土式に改められていったのです。

それ以前は、ソーキは本ソーキも軟骨ソーキも区別なく、
同じ部位として処理されていました。
だから「ソーキください!」というと、今でいう本ソーキも軟骨ソーキも、
一緒くたに混ざった状態で売られていたのです。

片や本土式の解体法では、本ソーキと軟骨ソーキは切りはなされ、
本ソーキ……すなわちスペアリブの部分だけが商品となっていました。
沖縄の人たちは、解体法を本土式に変えても、軟骨の部分を捨てることなく、
軟骨ソーキとして提供し続けていた。……ということだったんです。

どうです、なるほど! でしょう?

って、軟骨ソーキに対して疑問に感じたことのない人にとっては、
割りとどーでもいい話かもしれませんが。

謎がとけてすっきりの秋の夜。
これでなんの憂いもなく明日もまた、自分が目指す軟骨ソーキそばを夢見て、
泡盛と一緒に深ける夜なのでした。
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by harumaki-33 | 2006-10-21 01:08 | 雑記
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